「草、芽吹くとき 2」
 関羽×劉備


 下穿きの帯を解き、引き下ろす。露わにされた欲は窮屈だった布地から解放されて、張り詰めた姿を晒した。
 握り合わされている手に力が籠もった。
 義弟の手で欲を覚えてしまっている己に恥じているのだろうか。
 見下ろす関羽の視線から逃れるように、劉備は顔を背けている。
「溜まっていらしたのでしょう。拙者の手では不満でしょうが、他人の手で致すのは格別ですから、少し辛抱なさってください」
 明るい声で告げる。
 大したことではない。ただ欲を溜めすぎて過剰に反応しているだけだ、と劉備の心情を楽にする。
 己にするのと同じように、劉備の欲を掴み、扱く。
「はっ……ぁ、んっんー」
 押し殺した声が上がる。咄嗟に握った手を口許に押し当てて、喘ぎを低めてしまった劉備を口惜しいと思った。
 掌で脈動する欲が愛しくて、丁寧に刺激を送り込む。
 口から溢れる喘ぎは抑え込めても、鼻から抜ける息は殺せないらしく、艶声に似た吐息は関羽に眩暈を覚えさせる。
 眉間に皺を寄せて目をきつく瞑って、関羽の送り込む悦に身を任せている劉備の面持ちは、堪らなく関羽の雄を煽る。
 くちり、と扱く掌から水音が湧いた。
 先走りが混じり始めたと分かると、劉備はもがいて身体を捻った。背を丸めて関羽の下で横向きになる。草むらへ顔を伏せて、感じているであろう表情を隠してしまう。
 隠さないで欲しい。
 喘ぎも顔も、悶える肢体も全て見たい。
 しかし関羽に義兄を求める言葉を紡げるはずもなく、ただ劉備の身体を極みまで押し上げることに専念する。
「ん、ふっ……ぅん、んっ」
 背中や腰回りを撫でながら、吐精が近いことを示す根元の膨らみを指先でほぐす。括れを強くこすって、先端を爪の先で掻き回せば、劉備のつま先は地面を蹴った。
 すっかり肌蹴てしまった胸元から覗ける胸の飾りは、両方とも屹立している。
 腹筋に包まれている下腹を撫でれば、欲はぴくりと反応をする。極みはすぐそこらしいが、中々劉備は達そうとしない。
 促しを込めて掌の動きを早めるが、劉備は首をゆるゆると振ってこらえているようだ。
「兄者……」
 弱り果てた関羽に、劉備が目蓋をそっと開けて答えた。
「弟の手、で極め、る兄など……」
 苦笑した。
「今さら、そのようなことを気にしておられたのですか。兄者は拙者の想いを確かめたいのでしょう。遠慮なさることはありませんよ」
 身を屈めて、耳朶の傍で囁く。
「さあ、拙者の手の中に出してくだされ」
「う、んちょっ……っ」
 促したのが合図だったかのように、言葉とともに根元から先端へと掌を滑らせれば、劉備はようやく欲を放った。
 掌に熱い飛沫を感じ、ぞくっと背筋が痺れる。感極まったらしい劉備の閉じた目尻から、つっと雫が流れて頬を濡らしていった。
 耐えていたせいか、激しい解放感だったらしく、劉備は荒い息をついたまましばらく動かなかった。
 欲を全て出し切ったことを確認して、劉備から手を離す。劉備の欲の証が手の上に残っている。それを舐めようとして、顔を持ち上げた劉備と視線が合う。
「阿呆! そんなもの舐めようとするな!」
 真っ赤な顔をして、動けそうもないと思っていた劉備の手が関羽の手を払った。
「申し上げたとおり、拙者の想いは兄者を抱けるほどです。ですからこのぐらいは……」
「だからって、やらんでいい!」
 思い切り、髯を引っ張られた。いたたっと悲鳴を上げて、関羽は劉備の上に倒れ込みそうになる。
 不意に間近で交わった瞳に、劉備が赤らめた顔のまま目を逸らした。
 これで充分だろう、と関羽は思った。戯事はここまでだ。
 兄者、終いにしましょう、と口を開きかけて、目を逸らしたまま言った劉備の言葉にしばし呆けた。
「それよりも、お前はまだ本当に私を抱いていないだろう。最後までやらないと信じないからな」
「…………し、しかしそれは!」
 はっと我に返り、言葉の意味を解して慌てる。
「それともやはり、お前は嘘を言ったのか」
 責める口調に、関羽は困惑する。
 確かに、劉備を求める心も身体も萎えてはない。それどころから、続けざまに艶姿を見せられて、理性の箍を締めることに苦労を強いられている。
 それでも、これ以上となれば本当に身体を繋ぐ行為となる。
 それはもう、酒の上での戯事と片付けられるのだろうか。
 いや、そうではない。
 もしも、本当に劉備と身体を繋げてしまったら、戯事として、今回限りとして、諦められなくなる。そういう気がするのだ。
 だから引き返せなくなるであろう境界線を踏み越えるのが怖い。
「雲長、お前の想いを確かめさせてはくれないのか」
 責める口調に悲哀が含まれれば、関羽の決意は揺さぶられる。
 酔っているにしても、ひどい酔い方だ。関羽の弱いところを知り尽くした揺さぶり方をしてくる。
 貴方は心底、人を惑わせるのがお得意だ。
 関羽が劉備に恨み言を吐くことはない。それでも、意識してなのか無意識でなのか、言動に惑わされて勘違いしてしまいそうになる。
 求められているのだ、と。欲してくれているのだ、と。
「……うつ伏せになって、腰をこちらへ」
 搾り出すように発した声は、掠れていた。
 境界線を越えて踏み出したことを自覚した。
 関羽の指示するままに、劉備は背を向けて腰を高く持ち上げた姿勢をとる。
 日に当たらないせいだろう。そこだけくっきりと白く浮かび上がる臀部と、綺麗な弓なりを描く背中がある。肌蹴た上衣から抜け出ている肩に、もとどりから抜け落ちて首筋にかかる乱れた髪が関羽の眼下に広がっている。
 引き締まっている臀部に手をかけて、まだ劉備の欲で濡れていた指を谷間へと運んだ。
 裸の肩が揺れた。
 地面についた両腕に顔を埋めている劉備の表情は窺い知れない。それは関羽にとっては不幸だったのか幸いだったのか。
 冬の凍てつく空の下で縮こまっている蕾のごとく、臀部の谷間に潜むそこは硬い。指でそっと縁を撫でて、咲き綻ばせる。
 ひくん、と指でなぞるたびに応える蕾が愛しく、濡れた指が乾いてしまう前に強く押し入ることにした。
「力を抜いていてくだされ」
 忠告をして、劉備が小さく頭を動かしたのを確認してから指を進ませる。途端、劉備の全身が強張った。指もそれ以上動かなくなる。
 想像以上に狭い。
「兄者」
 耳元で劉備を呼ぶ。安心させるように肌が露わになっている腰や胸を撫でてみる。
 ゆっくりと余分な力が抜けていき、指が少しずつ中へと飲み込まれていった。
 狭い上に、熱く吸い付くような弾力がある。
 ここに自身が埋まることを想像して、全身の血が沸騰しかける。
 己のそれが人並み以上だと自覚がある関羽は、劉備を傷つけないためにも入念にほぐさなくては、と指遣いに神経を集中させる。
 劉備の中は、関羽の指が動くたびに締め付けては驚いたように緩まることを繰り返す。
 話に聞いたところ、蕾の中には欲を放つこととは違った、法悦を生む箇所が潜んでいるらしい。
 傷つけないよう、慎重に指を動かしつつ、それを探る。
 程なくして、指が腹側の一点を突いたときに、在りどころが知れた。
 びくっという劉備の全身の震えとともに、蕾がきつく指を締め上げたのだ。今まで苦しげな息を吐いていた劉備とははっきりと異なる反応だ。
 試しに、二度三度とそこをこすって見ると、食い千切るつもりか、というほど蕾は指を締め、劉備からは苦痛とは明らかに違う声が漏れた。
「あ……っ、ん、そこ……っ」
いのですか?」
 聞き返す。
「駄目、だっ……変に、な……あぁ」
 聞いたこともない、劉備の高く甘い声に、関羽の血が一瞬にして熱くなる。
「ん、んんっ、やめ……っひ、ぁ……」
 蕾を膨らませながらも、愉悦の源らしい箇所に刺激を送れば、劉備の声は上ずり甘やかに溶けていく。
 強すぎる悦に耐えるためなのか、草むらを掻き、土に爪を立てている。
 指を増やす。
 潤んだ声音で劉備は関羽を呼ぶ。
 堪らない。
 劉備を求めて張り詰めている欲は痛みすらある。
れてもよろしいか」
 ゆっくりと、劉備の頭が上下に動いた。
 うつ伏せだった劉備を、仰向けに戻す。頬には幾筋か涙の跡があり、それを手の甲で拭ってから、大きく足を広げさせた。
「――っ」
 羞恥の悲鳴を飲み込んだ劉備の息が聞こえた。眼前にあるのは、淫らに色を濃くした下肢で、先からは透明な雫が溢れて屹立した欲を汚している。
 足を閉じようとするのを、関羽の両手が阻む。身体を押し進めて両脚の間に入り込んで完全に動きを封じる。
 手早く下穿きの帯を解き、己の欲望の猛りを露わにした。
「ぁ……っ」
 それを目にした劉備が小さな声を上げて、目を逸らした。耳が微かに赤い。引きそうな劉備の腰を掴んで谷間へと滾った己をすり寄せた。
 んん、と声を漏らす。
 指技しぎでだいぶ綻んだとはいえ、春先の蕾とさして変わらない。切っ先でこじ開けるしかないだろう。
 色だけは真っ赤に染まり切っている蕾へ、猛々しい欲を押し当てた。
「っ、雲長っ」
 力が入りそうになった劉備の肢体に焦って、関羽はぐっと腰を進めてしまう。
 かっと劉備の目は見開かれて、悲鳴を上げた。
「雲長……っ、やめっ、馬鹿、抜けっ……痛いー」
 痛みに喚く劉備に辟易しつつ、関羽とて劉備を気遣っている場合ではない。
 中途半端に埋め込んだそれを激しく締め付けられて脂汗が滲んでいた。
「あ、にじゃこそ、少々力を……」
「出来るかー、阿呆、いいから、もっ」
 見苦しいにも程がある。
 ぎゅうぎゅうに締め上げられて、関羽は限界を悟る。
「後で文句は聞きますゆえ」
 腰を両手でしっかりと掴んで、身を屈めた。関羽が何をする気なのか察した劉備は青褪めて、やめろ、馬鹿、雲長、と激しく拳で背中を殴ってくるが、今の関羽にとって下半身の痛みのほうが問題だ。
 ずるっと、一気に奥へと猛りを飲み込ませた。
「〜〜〜っ」
 声にならない悲鳴を上げて、劉備ががくん、と仰け反った。少しばかり気をやったのか、四肢から力が抜け落ちていた。
 痛みが治まった関羽は劉備の様子に慌て、抱き起こす。
「兄者っ」
 びくっと四肢が痙攣して、頭を持ち上げた劉備は思い出したように荒い息を吐いた。
「おま、え。無茶、するなっ」
 ぼすっと頭を殴られた。力が入らないのか、その拳に勢いはなかったものの、関羽は首を竦めた。
「切れてはいないようですね」
 自分が収まっている劉備の縁を撫でて、良かった、と安堵する。
「確かめるな、馬鹿!」
 またぼす、と殴られる。
「ですが、拙者が兄者に傷を負わせてしまうなど、許されることではありませぬ」
 真剣に言うが、劉備は耳を赤くしたまま目を逸らしてしまう。
「なら、早く悦くしてみせろ」
「分かり申した」
 是非もない、と関羽は笑って柔らかな草の上に再度劉備を寝かす。
 きつく関羽を咥え込んでいる中は少しずつしか動かせそうにないが、じわりじわり、と馴染ませるために抜き差しをする。
「ぃ、ぅん、はっ……く……んっ」
 苦悶が滲んだ声音が痛々しくて、挿抽そうちゅうを止めかけるが、その度に劉備が平気だ、と笑みを見せる。
 早く好くしたい、との思いで劉備の欲を握り込む。
「んぁっ」
 喘ぐ。中が締まり、関羽は息を呑む。
 耐えながら扱くと、ひくひくと蠕動して関羽のそこを妖しく誘い込もうとする。
 眉間に力が籠もる。
 手の中で硬さを増す欲と合わさって、煽られる。徐々に滑らかになる劉備の中に息が上がる。
 痛みと悦に歪んでいた劉備の眉根が、匂い立つような色香を放ち始める。
 指で見つけた、蕾が綻ぶ箇所を切っ先で探る。腹側の内膜を丁寧にこすり上げると、びくっと劉備が反応する瞬間があった。反応があった近辺をぐりっと撫でると、ぎりっと奥歯を噛み締める音が聞こえた後、はっ、と鋭い呼気がこぼれた。
「ひ、ぅ……ん、あ、ぁ」
 噛み殺そうとしたいのか、がちがちと歯の当たる音はするが、唇は震えたまま濡れた声を漏らしていた。
 続けざまに硬い切っ先で感じる箇所を突き上げれば、両腕で顔を覆って首を左右に振る。
 くぐもった嬌声がなお関羽の雄を刺激した。
 しなやかな両腿を握り、大きく開いてさらに奥深くに己を突き込んだ。
「あーっ、ぁ、んん」
 咽を晒した劉備の奥へ、二度三度と激しく突けば、両腕が外れて指先は宙を掻く。その両手へ首を差し出せば、するり、と絡げられる。
 上体を屈めて、喘ぐ唇を唇で塞ぐ。
 踊っている舌先へ舌を絡みつかせて貪る。
 その間にも、劉備の中を掻き乱す。
 苦しいのか、それとも強すぎる悦楽に涙腺が緩くなったのか、劉備のまなじりからは涙がこぼれ続けている。
 唇を離せば、飲み切れなかった唾液が垂れて口許、顎を濡らしていく。
 手の中の劉備の欲も、止める術を知らない天の雨のように雫をこぼしていた。
 関羽によってすっかりと花開かせた蕾は、淫らな音を立てて二人の繋がりを証としている。
「雲長っ、う、ちょ……っ」
 首に回されている腕にいっそう力が籠もった。咥え込んでいる中が奥へと誘う動きをする。
「ぁ、ぅんん、ん……ぁ、あ」
 揺さぶられるたびに劉備は断続的に声を上げた。
 極みがすぐそこまで来ているのは、掌に収めている劉備のそれで知れていた。関羽もそろそろ吐精感が競り上がってきている。
 さすがに中に出すのは不味いだろう、と極みと合わせるように抜くつもりであった関羽だったが、それを見越してなのか、劉備は言う。
「私の中に、お前を感じさせろ。お前の想いの本物を、知りたい……」
 切れ切れに伝えられた内容に、かぁっと全身が滾った。
「兄者――っ」
 獣じみた低い唸りとともに、劉備を呼ぶ。
 劉備を貪り尽くす勢いで、激しさを増せば、
「っぁあ、雲長、も……っ」
 嬌声を上げながら果ててしまう。
 一拍遅れて関羽も劉備の中に欲を放てば、汗にまみれた肢体はふるり、と震えて、力を失っていった。



 兄者、と関羽は奥にいる劉備へと声をかけた。
田楷でんかい殿より、陶(謙)州牧の下へ救援に行くよう、命が下りました」
「来たか」
 すっくと立ち上がった劉備は、力強く頷いた。
 待っていたときであった。
 曹操という男とぶつかり合う機会であり、また上手くすれば劉備の徳を世に知らしめる好機になるかもしれない。
 おおっ、と歓喜の雄たけびを上げて飛び起きたのは、張飛だ。自慢の腕を振るう切っ掛けがなく、腐っていた彼には酒を用意されるほどの喜びだろう。
 いやっほー、と叫びながら外へ駆け出していった。
 やれやれ、と首を左右に振って見送りつつも、食料でも集めてくるわ、と簡雍が続く。
 与えられていた官舎に残ったのは関羽と劉備だけだ。
 小さく震えている義兄の身体に、関羽は眉を曇らす。
「兄者?」
 ああ、と小さく笑う。
「何だろうな。恐らくは武者震いだろう。あの男の前に立つ、ということが怖いような浮き立つような気分にさせる」
 迷いの消えた眼差しが関羽を射抜く。
 受け止めて、五臓六腑が昂ぶっていく。
「兄者の御身、目指す志、傷つけはさせませぬ」
「頼りにしている」
 微笑まれて、かけられる言葉に胸が熱い。甘い疼きを意識して、関羽は努めて平静を装う。
 酒の勢いで二人して戯れるように体を重ねてしまってから、二人の関係に変化はない。
 ことが済んで、汗が引くまで抱き合った後、近くの川で水浴びをした。
『酔っていたな〜』
『酔っていましたな』
 そうお互いに言い、夜中なので低い声で笑い合って、それで終わりだった。
 惜しい、と囁く声を聞こえないふりをすることは、思っていた以上に困難だが、変わらず自分に笑いかけてくれる義兄の顔を眺めていると、まあいいか、という気になる。
 あれきりで良かったのだ、と言い聞かせる。
 そうでないと、己のこの妄執に近い恋慕は兄を傷つけそうで怖かった。

『――お前の想いはどの程度だ』

 ――拙者の想いは……。

 続く言葉を押し込めて、劉備に頷いてみせた。
「では、拙者も皆の様子を見て参りますゆえ」
 拱手して背を向けた関羽に、劉備の声が追いすがった。
「なあ、雲長」
 このときの、劉備の声が小さく震えていたことに気付くのは、ずっと後だ。そこに込められた、本当の想いに気付くのも、ずっとずっと後だ。
「今夜、また二人であそこの木の下で飲まないか」
 足を止めた。
 早鐘のように打ち鳴らされる心の臓がうるさい。
「――」
 唇からこぼれた返答は、劉備を微笑ませているだろうか。
 それならばいい、と関羽は胸の内で呟いた。



 終幕





 あとがき

 さて、いかがだったでしょうか。気付いた方はいると思いますが、そうです、この話、ただいま同人誌で販売している「腐心の草」の裏話、というか、あの二人のお初の話でございました。
 もちろん、同人誌を読んでいなくとも分かるようにはなっております。何せ初めて物語ですから(笑)。
 あの話を書いたときから、どうしてもこの二人の馴れ初めを書いてみたくて、しかし中々時間が取れずにこんな時期に。
 しかしようやく書くことが出来て満足です。まあ、そんな内容のせいで、話の8割はHシーンと言う大変嬉しい(笑)出来上がりとなりましたが。

 後々に続く話でもあるので、ちょっと終わりが綺麗にまとまらなかったような気がしますが、これはこれとして一つの話が終わり、でもいいかな、と思います。
 もちろん、この二人がどういった結末を迎えるのか知りたい方は、どうぞ「腐心の草」でお楽しみください。

 では、感想などありましたらメルフォなどご利用くださいませ。




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