「草、芽吹くとき 1」
 関羽×劉備


 ほろ酔い気分だったのは確かであるし、久しぶりに義兄と二人きりで飲む酒だ。たとえ安酒だろうとも、関羽にとっては美酒である。
 秋風が頬を撫でている。
 昼間の残暑も、夜になれば嘘のように和らぐ、季節の変わり目を感じさせる夜半であった。
 二人の間に会話はあまりなかったが、沈黙は決して気まずいものではなく、酔いと混じり合った心地良いものである。
 劉備の酒盃が空になれば、関羽が酒瓶を持ち上げて注ぎ入れ、関羽が飲み干せば劉備が注ぐ。
 その繰り返し。
 再び頬を撫でた風に目を細めつつ、関羽は己の口許が自然と綻んでいることに気付く。
 張飛を交えた三人で飲む酒も美味い。
 下らぬことを話して笑い合い、ときに世の乱れを憂い出して熱っぽく語る。先の見えない自分たちの行方に想いを馳せるときも、三人でならば明るい。
 ときに簡雍が混じれば、いつの間にか宴会だ。
 その日を暮らすのがやっとのほどに劉備たちが貧窮していようとも、楽しむときは全力で楽しむ。
 それが劉備たちの流儀である。
 しかし今夜は、関羽と劉備の二人きりだ。今までなかったわけではない。張飛が大騒ぎして簡雍が巻き込まれて、どこかへ飲み直しに行き、自然と二人きりになるときもあったし、わざと張飛を誘わないで二人でゆっくりと杯を交わしたときもある。
 今夜の発端はどこからだろう。
 いつものように、三人で寝床へと転がった。すぐに始まる張飛の鼾を傍らに、関羽も寝入ったはずが、ふと目を覚まして起き上がった。
 月が中天にかかるころだった。
 起きたついでに用を足し、部屋へ戻ろうとしたとき、酒瓶を片手にどこかへ行こうとしている劉備を見かけた。
 兄者、と低く呼びかけると、少し驚いた顔をして振り返った劉備が、すぐに悪戯が見つかった童のような面持ちになり、ひょいっと酒瓶を持ち上げて見せた。
 飲むか? と無言の誘いに、関羽も両眼を細めて悪戯に乗った童のように、笑って見せた。
 杯を二つぶら下げて、二人は町はずれに生えている大木の根っこに腰を下ろした。
 月明かりと草むらの陰から聞こえる虫の音が酒の肴である。
 初めのうちの話題は、昼間に聞こえてきた徐州での出来事だった。
 徐州で曹操が州牧である陶謙へ報復するために、民までを巻き込んだ虐殺を行っている、と旅の商人と、どこから掴んだのか簡雍の口から聞いた。
「許せぬ……」
 小さく呟く劉備の声音は怒りに満ちている。民を守るために立ち上がった人だ。大切な彼らを迫害されて、義憤を覚えぬはずがない。
 もちろん、劉備と志を共にする関羽とて、思いは同じだ。ただ、曹操という男を多少なりとも知っている関羽としては、行動の全てが納得できるわけではなかった。
「本当に曹操は、復讐という悪鬼に取り込まれたのでしょうか」
 問い掛ける関羽に、劉備は怒気に包まれていた声音を消して、考え込む素振りを見せる。
 劉備とて、曹操がただそれだけのために兵を動かしている、とはやはり思っていないようだ。
 もしかして、徐州侵攻と曹操という男に抱く印象が噛み合わない違和感で、目が覚めてしまったのかもしれない。
 関羽は今さらながらそれに気付く。
「分からん」
 一気に杯の中身を呷って、劉備は言った。
 じっと闇夜を見据える劉備の眼差しは、闇を通して何を見通そうとしているのだろうか。
 張飛を加えて三人で、桃の下で誓い合った日からもう十年近くが過ぎようとしている。劉備という器に惚れ込んで苦楽を共にし、傍らにずっと身を置いている。
 分からないことなどない、と自負を抱くほど劉備という漢を知っているが、時々それは『つもり』ではないか、と思うときがある。
 どこまでも強かで、弱さを隠そうともしない開けっぴろげな部分があるくせに、肝心なところで隠そうとする、それが見抜けなかったときでもあるし、劉備がどことも知れぬ先へ眼差しを向けた横顔を見つめたときでもある。
 闇の中で恐ろしいほどに煌めく両眼に、今は曹操という男が映っているのか、と思うと、闇よりも濃い塊が臓腑を犯す。
 劉備の感情を強く揺り動かす存在に、悋気を覚えている己を自覚する。
 いつの頃からだろうか。義兄にこのような気持ちを抱くようになったのは。
 普段の、義兄弟と接しているときは意識をしないのに、ふとした瞬間に堪らなくこの気持ちに苛まされる。
 恋慕だと気付いたときには幾晩か眠れなかった。
 劉備の顔を見るのが辛くなったときもあった。
 それでも心魂は正直で、傍らを離れることなど思い付きもしない。
 ただ、想いに気付かれて疎遠とされることだけが恐ろしくて、良き義弟であり続けることを決断したのは早かった。
 もちろん、劉備と想いを同じとする夢想を抱かなかったわけではなかったが、想い人の義弟であり続けることも、それと同じぐらいに大事であったのだ。
「その目で、確かめてはいかがか」
 義弟としての自分が冷静に劉備の道筋を口にしていた。
 劉備の眼差しが闇夜から関羽へと向けられる。双眸のこうに射抜かれて、甘い意味を伴わずに臓腑が締め上げられる。
 強い眼差しだ。
 弱さも迷いも映すのに、それを跳ね除けたときの強さは他を圧倒する。
 その強さに、関羽も――恐らく張飛や簡雍も。この拠り所のない男を主と慕う他の男たちも、惹かれるのだろう。
「陶牧はきっと、救援の報を発するでしょう。それに乗ってはいかがか。さすれば曹操が真に悪鬼と成り果てたのか、兄者の眼で見極められましょう」
「私に、あの曹操と戦えと?」
「はい」
「相手は、多勢。それに戦上手の曹操だぞ?」
「知っています。しかし、兄者には拙者がいます。翼徳もいます」
 万に匹敵する武を持つ二人がいれば、曹操相手に無惨な戦いになることはない、と暗に含ます。
「私の力は必要ないか」
 関羽や張飛といった大木に比べれば、劉備の力など細い若木ほどしかない。卑屈と取れる口振りに、関羽は小さく笑む。
「兄者はそこにいるだけで、拙者たちの力を引き出すのです。兄者がいなければ、拙者たちの力は万とはなりませぬ。存じ上げなかったのですか?」
「それは知らなかった」
「自覚がないとは、恐ろしい。ですから、兄者は兄者の思うように歩んでくださればよろしいのです」
「例え、歩いた先で、駆けた先で小石に蹴躓けつまづいてもか?」
「その身体を支えましょう」
「支えきれぬほど派手に転んだら」
「そのときは拙者たちも一緒に転びましょう」
「傷を負うのは痛いぞ」
「知っております」
「そうか、知っているか」
 そうか、と劉備は低く笑った後、堪えきれない、といった風に大笑いした。
「そうだな、そうだったそうだった。お前たちはいつも私と一緒に見事に転んでくれた」
 笑った顔のまま、劉備は関羽を見つめる。湛えられた慈愛が関羽を映している。
 どきり、と心臓が跳ねる。
「ありがとう」
 微笑む劉備から目を逸らしたくなるような、いつまでも見つめていたくなるような、矛盾した思いを抱く。
 関羽は黙って、空になった劉備の杯に酒を注ぎ入れて、頷いた。



 それからはぽつりぽつり、といつもの他愛のない話を交わし、会話が途切れれば虫の音に耳を遊ばせていた。
 義兄と二人きりであるこのときが穏やかで、関羽の口許は勝手に緩む。
「しかし、こうして二人で酒を飲んでいることが翼徳に知られれば、機嫌を損ねるでしょうな」
「はは、そうだろうな。どうして起こしてくれなかったんだ、とな」
 容易く浮かぶ張飛の怒り顔に、二人は忍び笑う。
「それを聞いた簡雍も、きっと同じように不貞腐れるでしょう」
「うむ、だがあやつは妙に敏いから、本当に混ざりたければ勝手に混ざってくるぞ」
「それは言えてます。では、拗ねるのは翼徳だけですか。また、理不尽なことを言い出すかもしれませんぞ」
「俺と雲長兄者、どっちが大事なんだー、とかか?」
「そんなことを言ったこともありましたな」
 くつくつ、と関羽は笑う。
 そのようなもの、比べられるものでもない。それに劉備ならきっと――。
「私は、憲和も翼徳も雲長も大好きだ」
 こう言うに決まっている。
 分かってはいる。それでも口に出されて言われると、ひどくくすぐったくて、照れ臭くて。口に出した劉備の顔も、珍しくも赤い。
 いや、酒のせいだろう。
 実際に、関羽も酒のせいで口が軽くなっている。
「それは奇遇ですな。拙者も同じですぞ」
 咽の奥で笑いながらお返し、と言わんばかりに口にした。自分でも驚くほど柔らかい、と自覚のある想いを僅かに含ませつつ。
「いや、絶対に私のほうがお前の思慕よりも強い!」
 やはり酔っているのだろう。強い口調で返してきた劉備の言葉が関羽を喜ばせる。
「それは心外。拙者のほうが上ですぞ」
 言葉遊びと知りつつも、こんなときでしか言えない言葉もある。
「では具体的に言ってみろ。お前の想いはどの程度だ」
「想いを具体的に、とは難しいことをおっしゃる」
 どこまでも張り合う劉備が可笑しくて、関羽は声に出して笑う。
 どうしてそのとき、そんなことを口に出したのだろうか。
 たぶん、静かに傾け続けた酒の勢いが舌を滑らかにさせていたのだ。気も大きくなっていた。
 だから、関羽は悪戯っぽく頬を緩ませながら、真実を混ぜた言葉を告げた。
「……そうですね、兄者を抱けるほどには」
 冗談のつもりだ。あくまでも、酒の上での軽口であり、真実ではあっても決して本当ではない、矛盾した言葉だった。
 劉備は怒るだろうか、それとも笑うだろうか。
 そのどちらでも、自分は大笑いして誤魔化すだろう。
 笑いを堪えて緩んだ口許が、しかし劉備の言葉で強張った。
「なら、その言葉に偽りがないか、試してみろ」
 酔っていらっしゃる、と一笑に付すことは容易かった。関羽と同じ、酔った勢いでの戯言に違いないのだから、そうするべきなのだ。
 事実、劉備の目は、酒瓶を片手に小屋を出てきたときに見つかったときのまま、楽しげに弧を描いている。
 諌めるべきだ。
 ときに義兄を叱ることの出来る、冷静な義弟としての心根で、戯れが過ぎる、と嗜めるべきだ。
 なのに、声を発そうと開いた唇からは掠れた吐息しかこぼれず、手から滑り落ちた杯を気にする間もなく、腕は正面に座る劉備へと伸ばされる。
 劉備の杯も手から落ち、僅かに残っていた酒が地面へと染み込んでいった。
「雲長……」
 懐へ抱き寄せた劉備からは戸惑うような声が上がった。
 自分で言い出した挑発に、引っ込みがつかなかったのだろうが、実際に抱きしめられて、ようやく不味い、という意識が芽生えたようだ。
 止めるならばここだと、関羽の頭の片隅を冷静な声が過ぎった。
 閉じ込めたはずの身体を引き離そうと、両肩に手をかけた。途端、気配を感じ取ったのか、劉備の腕が関羽の首に回された。
 間近で交じり合った瞳に、小さな欲が浮かんでいる、と感じ取ってしまった己が心底恨めしい。
「兄、者……?」
「お前は、私に嘘をついたのか?」
「そのようなこと」
 あるはずがない。
「なら」
 薄っすらと開かれた唇が、眩暈を覚えるほど濡れている。
 誘っている。
 なぜ。
 酒の席での戯れ。
 義兄を抱くのか。
 抱けるのか。
 抱いていいのか。
 様々な言の葉がひらりひらり、と頭の中を舞っては地面へと落ちていく。
 欲しい。
 最後に残った葉が地面へと落ちたとき、関羽の唇は劉備のそれへと落ちていた。



 大木の傍の草むらへ劉備を押し倒したときには、劉備の息は上がっていた。散々に関羽が口腔をなぶったせいであるが、劉備とて盛んに関羽の舌に応えていた。
 初めて味わう義兄の舌の甘さに、安酒など及びもしないほど酔い痴れた。荒々しく求めた関羽へ応えてくれた劉備に、さらに高揚させられる。
 上衣の前ごろもを広げて、素肌へと触れる。
 びくっと震えた肌が愛しくも恐ろしい。
 得物を握る肉厚の、胼胝たこだらけの掌が、劉備の肌を傷つけまいかと案じつつ、そっと撫で回す。
 鍛えられた筋肉と肌の張りが伝わる。
 己や張飛の技を見慣れているせいで忘れがちだが、劉備とて誇れる武技を持っている。関羽や張飛のような重量感溢れる武威ではないが、弾けるような躍動感のあるしなやかな技を見せる。
 その身体が柔らかなはずはない。
 目を細めて、月明かりに晒される肌の滑らかさと躍動を眺めていると、劉備が頬に朱を走らせた顔で睨んできた。
「女の肌でもあるまいし、執拗に眺めて撫でるなっ」
 どうやら自尊心をやや損なわせてしまったらしい。だがここで怯んでは、見惚れていたことを認めてしまう。ひいてはこれが冗談ではすまなくなる。
「おかしなことをおっしゃる。拙者は兄者が抱けるほど、と申し上げたはずです。それを確かめさせるためにこうしているのに、ご不満でもあるのですか」
 あくまでもこれは戯れの延長線上にあるのだと、劉備と――何より自分に言い聞かせる。
 妙な期待をしてはいけない。
 これはこの一晩、ここだけの戯事に過ぎない。
「しかし、これではまるで生娘のようで」
 自分の言葉に羞恥を煽られたのか、劉備の双眸が微かに潤む。義兄の涙腺の弱さは知っている。泣きたいときに泣ける器用さも知っている。そして、それでも自分が義兄の涙にひどく弱いことも、この義兄は良く知っている。
 またしても怯みそうになるが、耐える。
「では、兄者は男と交じったことがおありか?」
「あるはずないだろう!」
 叫んだ劉備に、心底安堵しながら、真面目な顔で答える。
「ならばやはり丁寧にいたしませんと。生娘と変わりませんでしょう?」
「あっ……」
 阿呆、と言いたかったのか、しかし絶句してしまった劉備の上衣をあっさりと取り去って、胸の飾りへと指を伸ばす。
 関羽とて、男と交じるのは初めてだ。最終的にどこを使って感じ合うのかは知っていても、過程など知るはずもない。とにかく女に施すのと同じように、まずはしてみようと試みる。
 柔らかい飾りに触れて、小さなそれを指の腹で潰すと、劉備が身じろぎする。気持ち良いのか、と表情を窺ってみると、口許がヒクヒクと引き攣っている。
 どうやらくすぐったいのを耐えているらしい。
 やはり女の体とは違うようだ。
 掌は肌を弄らせたまま、目標を変えようと、今度は劉備の肉厚の耳朶を狙う。首筋から耳朶の根元へと舌を這わし、ふくよかな耳朶を舌へ乗せる。
 息を詰める気配がした。感じたのか、それともやはりくすぐったいだけなのか。試しに軽く歯を立てる。
 関羽の掌の下で、劉備の身体が小さく跳ねる。
 噛んだ耳朶を離して舌でつつっと舐め、耳殻をなぞり上げれば、小さいながらも喘ぎらしきものが吐息に混ざった。
 舌で愛撫している反対の耳殻へと指を伸ばし、さわり、と触れれば、身を竦めるようにして、逃げようとする。
「兄者」
 耳孔へ宥めるように呼べば、劉備は小さくかぶりを振って、関羽の衿を掴んだ。
「――っくすぐったいのだ」
 言い訳を口にする劉備が愛しい。
「違います、感じていらっしゃるのでしょう?」
「……」
 無言が肯定となる。
 指を耳孔へし入れるか入れないかのきわで、縁をするする撫でると、びくびくと劉備の身体が震える。
「兄者はここが弱いのですね」
 非難めいた唸りが劉備の咽奥で鳴らされるが、関羽は忍び笑いと共に息を耳孔へと吹き込む。
「ぁっ……」
 小さかったが、はっきり艶めている、と分かる声が漏れた。
 目の端に映っていた頬が赤くなった。
 再び、胸の飾りに挑戦してみる。柔らかな飾りを今度はやや強く摘まんでみると、劉備の背が反った。ぐりっと強めに肌に押し込みながら転がすと、鼻にかかった甘い吐息をこぼす。
 耳朶で遊んでいた舌先をつぅっと下ろして、くっきりと浮かぶ鎖骨を辿る。胸筋の谷間をくすぐった後、頂へと登った。舐めるのではなく、初めから強く吸い付いた。
 あ、と驚きにも似た声を劉備は上げた。
 衿元から手を離していた劉備は、縋るものを求めるように関羽の頭を掻き抱き、それは図らずも自分の肌へ愛撫を押し付ける形になった。
 笑みで目を細めつつ、関羽は吸い付いた飾りを口腔で転がした。舌先で丁寧に舐めれば、劉備の指が髪の間まで入り込み、乱していく。
 形を成し始めたそれは、刺激のせいだけではあるまい。舌の腹で先端を掻き混ぜれば、劉備の息は艶色えんしょくに染め上げられる。
 体の下に押し込めた肢体は逞しいが、関羽の体躯と比べれば細いほどだ。その身体が身悶える様は関羽の目にはひどく艶かしく映る。
 もっと感じて欲しい、という欲求が湧く。
 指を下方へと滑らせる。
 びくん、と体躯は反応し、関羽の頭を掴んでいた手が髪を引っ張った。
 はっきりと兆していた劉備の欲は、関羽に触れられたせいで、さらに欲を露わにした。
 薄地の上から熱を持つそこを指でなぞる。
「雲長……っ」
 どこか泣きそうな声を劉備が漏らすので、関羽は頭を持ち上げて劉備を窺う。目尻に涙を溜めて、耳まで朱色とした容貌が月明かりに照らされていた。
「お嫌ですか」
 局所を男に触れられて、ようやく嫌悪が湧いたのか、と思った。
 これ以上は嫌だ、と言うなら、まだ関羽は引けるところにいた。関羽の中心とて、慕い続けた劉備を抱いている、という事実に張り詰めてはいたが、本能を抑えられるほどには理性が残っている。
 関羽の頭から離れた劉備の指先が頬を撫で、落ちた。指先が震えていたのが伝わったが、隠すように劉備は指先を片方の手で握り込み、
「続けろ」
 小さな声で告げた。
「御意」
 短く返した。



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