「en――えん――2011年版 2」
諸葛亮×劉備
合作水魚


 普段の私の行いへの言及がいきなり温泉の話に摩り替わり、戸惑ったらしい殿だが、私の滅多にしない(出来ない、とは言わない)甘えが嬉しかったようだ。瞬間、一気に赤面し、折れるのではないか、と馬鹿馬鹿しい心配をしたくなるほど、こくこく、と勢い良く首が縦に振られた。
「…よいのか?」
「主の無理な願いを叶えることこそ、貴方が求められた臥龍という男ではありませんか? 殿が望まれるように、こまめに接することが出来れば本当は一番良いのですが、やはりそちらは中々難しいので、もっとも、そちらも本来でしたら殿がきちんと公務をこなしてくださいましたら、そういう機会も増えるわけですが、それでもどうしても限度がございまして、何せ雨季までに北方の治水工事を進めませんといけませんし……」
 あまりそう赤くなられては、こちらとて普段中々口にしないようなことを言っている、という自覚があるだけに、赤面が乗り移ってきたかのように、頬が熱くなった。それを誤魔化すため舌を動かすうちに、いつもの調子で小言を口走り始めたが、それは殿が繋いでいた手を解いて、首筋に両腕で噛り付いて口付けてくれたおかげで、上手く止まった。
 ただその先は予想外で、視界が回転した、と思えば殿が私の腰を跨ぎ、圧し掛かってきた。腰は淫らに揺れ、兆し始めていた雄身を私の局部へと擦りつけた。
「…孔明…」
 囁くような殿の声は劣情にすっかり濡れており、先ほどまで羞恥に身悶えていた人間とは思えない淫靡さを私の前に晒した。
「……っ、殿」
 私も雄身の熱を昂ぶらせていたところだ。直接の刺激と殿の悩ましい姿態になお欲情は堪らないものへと高まり、それは声が上ずったことでも知れた。
「…お前が…欲しいッ」
 口付けられ、殿の身体が下方へずれた、と思えば帯を緩められ、止める間も無く芯を持ち始めた私の雄身へ唇を寄せた。
「――っ殿! お止めください!」
 慌てた、などと言うものではない。咄嗟に殿の頭に手をかけて、無礼を承知で押し退けようとさえしたが、殿が口を寄せた、という視覚からの刺激にすでに冷静さを失いかけていた。証拠に、このまま力を込めて引き剥がして良いものかの判断すら付けられず、一向に腕は動かない。
「…嫌か?…はじめてだから、上手く出来ぬかもしれぬが、…欲しぃ…孔明…」
「嫌、というか、好きとか嫌いとかそういう話ではなくて、ですね……っん……と、の……ですから」
 雄身へ顔を伏せていた殿は、昂ぶった身体と心を示すような濡れた眼差しを私へ向け、情炎に炙られた擦れた声音と、許してくれないのか、という困ったような微笑を浮かべる。その姿態に言葉を失いかけるが、反射的に抗った。しかしそれも再び殿が顔を伏せて、手や舌を使って私のものを愛しんでくるまでだ。
 眩暈の起きた眉間を狭くして、殿の言動に流されまいとするものの、すべては強烈に私の理性を凌駕するほどの刺激で、引き剥がそうと伸ばした手すら意味を失い脇に落ちた。
 いや、もしかしたら抗うなどしたくない、という心の底の願望のせいかもしれない。事実、体は正直で、緩やかだった熱が急速に集い、殿の口の中で育っていった。
 殿の奥とはまた違う、柔らかく暖かな感触に、頭の中が熱く煮立つ。このまま思い切り頭を押さえ付けて、欲をその中へ吐き出したい、という恐ろしい欲望すら湧き起こる。
 私の状態を感じ取ってか、殿の口淫に迷いがなくなり、雄身を咥え込み、舐め、吸い、柔らかな唇を窄めて強い刺激を絶え間なく送り込んでくる。唇の隙間からこぼれる水音がなおこの行為の淫靡さを強め、私の息を荒くさせる。
 口淫を施すうちに、殿も放っておかれている自分自身が疼き始めたのだろう。内腿をもぞもぞとうごめかし、物足りなさを訴えている。その仕草で、ようやく私は快感に流されかけていた自分を取り戻す。
「ぅ、く……殿、のこちら、随分と寂しそうにしていらっしゃいます。――お慰めいたしましょう」
「…んはぁ…」
 声を詰まらせながらも、上肢を起こして殿の臀部へと掌を這わせば、すっかり全身が感じやすくなっているせいだろう。濡れた声を上げて私の雄身から口を離して喘いだ。
「…孔明ッ」
 叱って来たのは、私の欲を噛みそうにでもなったからだろうか。顔を上げた殿の目は不服そうだった。
「いけませんでしたでしょうか?」
 白々しく問いながらも、欲への刺激が止んだため、ようやく普段の調子を取り戻し、掌に収まりの良い臀部をするする撫で、先ほど切なそうに擦り合わせていた腿の内側へと差し込んだ。
「あッ…、んん、もう…ッ、…こぅ明ッ」
 こちらも、臀部に劣らずさわり心地は良い。擦り、揉むと、殿から再び抗議の声だ。それでも、嫌がる言葉とは裏腹に、締まっている臀部や柔らかな太腿は小さく震えて、感じていることを伝えてきた。
 直に触れたくなり、殿の下帯を取り去り、下穿きをも即座に脱がせ、腕を引いた。逃げられないように腰へ腕を回して、私の前に膝立ちにさせる。露わになった殿の雄身が近くに見えた。それを撫でながら、殿に状態を知らせるためも含んで言う。
「ああ、本当に寂しそうにされて、このように」
「…あ、やめッ…、まだ…終わって…、はん…んん」
 直接の刺激は快かったらしく、肩口に額が付けられ、身悶えた。掌の中では、すでに張り詰めていた雄身から、色の含んだ雫が溢れ、私の手を濡らした。その雫を掬い上げ、溢れさせている先端へ塗り込み、わざと沈痛な顔を作った。
「泣き出すほどに寂しかったのですね。濡れているではありませんか」
「…ち…、違うっ…、んッ…んあッ…あっ…嫌ッ…やッ」
 肩に強く殿の額が押し付けられ、私の言葉に違う、と首を横へ振る。腰を支えながら、殿の雄身を上下にと擦れば、額だけでなく腕も縋り付いた。
「おかしいですね、お慰めしているつもりですが、ますます涙を流されて、私の手を濡らしていらっしゃる」
 しがみ付かれて、対等で居たい、と常に願っている人と僅かにでも近付けたような気がして、私を饒舌にさせる。殿は悶えながら、羞恥を煽るような言葉に耳を赤く染めていた。
「…あッ、言うなッ、もッ…、もぅ…ッ」
 極みを与えるための刺激なだけに、殿も耐えようとしていたようだが、耐え切れるものでもなく、嬌声を上げ、淫らな仕草で腰を揺らして私の掌に欲を吐き出した。
「…ん…んん…、んはぁあぁ…ッ」
 私と肌を合わせない間、誰とも、もしくは自分でも処理をしなかったのだろうか。私の掌を濡らす欲は中々止まらず、量も多かった。殿の極みの艶姿や声に一気に張り詰めた私の分身は、その欲の量でさらに質量を増した。
 達したことで力が抜け、もたれてきた殿の背中を撫でる。
「たくさん、泣かれてしまいましたね。ですが、どうやら本当に慰めて欲しかったのは、こちらですか」
「……んッ…」
 濡れた手を足の付け根へと運び、臀部の隙間へ運ぶと、殿は息を詰めて身体を強張らせてしまう。指を一旦は拒絶するかのように臀部に力が入ったが、すぐに緩まった。
「…孔めぃ…、欲しいッ…」
 殿の小さな呟きを耳にした途端、ぞくり、と腰が痺れるような疼きを生む。慣らしもせずに殿の腰を引き下ろし、貫き、思う様に揺すぶり、奥を侵食したい。
 それこそ、先ほどの口淫の非ではない、貪欲で衝動的な思いが私の心を占めようとするが、まだ残っている理性が辛うじて留める。
 傷付けるような真似など出来るはずが無い。
 それでも、衝き上がる劣情の吐き出し所を探るように、私の舌は言葉を紡ぐ。
「……ええ、そのようですね。私の指を咥えたそうにヒク付いております」
 久しぶりのせいか、拒むように狭くなっている秘所の窄まりを幾度か撫で、知らずに緊張している殿を宥めてから、指に力を込めて中へと突き入れた。殿の中は火傷をしそうなほど熱く、指で拡げ、まさぐりながらそれを伝える。
「やはり、とても寂しがっておいでだったようです。ひどく熱くなっています」
「…ん…寂し…、かった…、…ぁッ…」
 耳元で、まるで甘えるようなことを返してきた殿の濡れた声に、再び欲の証が熱く孕む。まるでそれを確かめるように殿の手が私の衣を乱し、這い、そそり立つ欲に触れた。
 途端に殿に生まれた微笑は色香を漂わせ、笑みを刷いた唇から漏れた言葉は私の理性を切り崩す。
「…孔めぃ…、私の…口は…、よかっ…たか…?」
「ぅん……ええ、とても。我が君が私のものを熱心に慈しんでくれているお姿に、危うく粗相をしてしまいそうでした」
 欲を愛しむように撫でられれば、声に心地よさが滲んだ。与えられた愛撫に応えるように、少しほぐれてきた殿の秘所を音を立てながら掻き混ぜる。
「本当に殿は、私を驚かせ、乱してしまわれる」
「…孔明ッ…、あッ、…もぅ…ッ」
 私と殿の身体に挟まれて、殿の雄身は再び兆していた。後ろに収められた指にも感じ入り、首にしがみ付いてくる殿が愛しい。
「後ろを満たされたいのでしょうか?」
「…欲しい…、早く…ッ、お前が…欲しぃ…ッ…」
 未だに意地の悪い言葉をかける私に、殿はただ素直に答えてくれ、耳への口付けにも背をしならせて全身を硬直させて、秘所は指を食い締めて乱れる。兆した雄身からはふくり、と先走りが盛り上がり、流れていった。求められている、と言葉と身体で示されて、私はやっと理性を手放す決意をした。
 きっと知らないだろう。
 私がこれほどまでに自律を保つ努力をしているのは、この人に簡単に乱されて我を失うことで、もしかしたらこの人を、好いている人を傷付けてしまうのではないか、と恐れているせいだということを。
 指を秘所から抜き、抱きかかえるように愛しい魂が収められている身体を牀台へと横たえさせる。足を抱えると、滾った己の分身を殿へと押し当てた。
「……殿」
 入れます、と暗に含ませた呼びかけをしたとき、自分が嬉しそうに笑っていることに気付いた。
 理性を手放す、と決めた途端これだ。我ながら単純極まりない。
「…んん…ぁああっ…」
 腰を押し進めて、殿の熱い襞を掻き分けると、息を努めて吐き出して、私の侵入を助けようと協力的な殿の姿に、また理性は音を立てて崩れていく。
「…孔めぃ…」
 甘やかに呼ばれた字と、浮かべられた小さな笑みに、私はこれから行うことの許しを、言い訳を口にして、理性を完全に手放した。
「我が君の中は、大変(あつ)うございますね……。このまま、我が君が起き上がれなくなるほど抱き尽くしたとしても、温泉が癒してくれますでしょうし」
 欲塊を殿の中へすべて埋め込んだ途端、許可も得ずに腰を突き上げ、殿を求めた。もう、余裕など本当はすでに無かったのだ。
 私の責め立てに踊り、乱れて喘ぐ殿は、貫かれる間肩にあった手を首に伸ばしてしっかり抱き締めてきて、いいぞ、と許すように幾度も口付けをくれた。
 後はもう、温泉へ行くための口実でもあり、愛しい想いのままでもあり、ただ欲に忠実に、私は殿を離さなかった。



 殿が誘ってくださった温泉地は人里離れた山奥で、ひっそりと立っている宿が趣を醸し出している閑静な場所だった。
 何とか半ば無理矢理休みをもぎ取り、協力を仰いだ糜竺殿や孫乾殿、伊籍殿に笑顔で見送られ、簡雍殿は土産を忘れるな、と念を押してきたものの、のんびりしてこい、と言われ、温泉へやってこれた。
 帰った後の山のようになっているであろう執務の事は極力考えないようにして、殿が用意してくれた宿で荷を降ろす。
「ああ、これは静かで落ち着けそうな良いところですね。さすが殿は、こういった娯楽についてはお目が高い」
 いつも通りの皮肉が混じってしまうのは、もう半ば癖のようなものだが、窓からの景色といい、部屋の落ち着いた雰囲気といい、私の好みに合っている。思わず、こういう環境ならば、と言ってしまう。
「こういうところで執務をしたら、とても捗りそうだと思われませんか?」
 我ながら、自分の執務中毒ぶりに呆れたが、それは殿のほうが大きかったらしく、荷を下ろして忠告してきた。
「孔明…。今回の目的を忘れてもらってはこまるぞ」
「そうでしたね。殿の御身体を労わるためでございました。まだ腰のほうは痛みますでしょうか」
 苦笑した殿を見やって、いけない、と思い直す。休息と、何より殿と二人きりの時間を楽しむためだった。少し気恥ずかしくなり、冗談っぽく、しかし無体を働いた自覚はあるので案じた思いを入り混ぜて言い返せば、
「あ、あれくらい…、平気だ…」
 頬に朱を刷いて照れてしまった殿が居て、胸が高鳴る。恐らく、殿が起き上がれなくなるまで抱いてしまった夜のことを思い出してしまったのだろう。そう言った無防備な姿を晒すところが、私には一生できそうにもない、殿の人から愛される部分に違いない。
「それに、お前の身体もだぞ」
「ええ、ありがとうございます。感謝しております、我が君」
 続けて言われた言葉に込められた慈愛の心に、素直な感謝の念が態度でも口調でも表しきれないほど溢れてくる。
「では、殿のご好意を無駄にせぬよう、さっそく温泉へ入りたいと思うのですが……」
 ご一緒にどうでしょうか、とさすがに恥ずかしさと、何より立場からして言い出せるものではなく、察してもらえたら嬉しい、とばかりに恭しく下げた頭を少し持ち上げて、ちらり、と殿を見やった。
「うん?どうしたのだ?」
「……」
 ところが、私の無言の願いはあえなく玉砕した。嬉しそうに私の言葉を頷きながら聞いていたのだから、その先も察してくだされば良いものの、とため息を漏らしてしまうが、思い直してにこり、と笑って見せた。
「二人きりですし、普段城内では出来ない、政務の話でもいたしましょうか」
「…こんなところまできて、政務の話…な…ど…」
 気付いてもらえなければ、気付いてもらえるように仕向ければ良いだけの事だ。わざと政務の話を持ち出しつつ、今がどういった状況なのか、もう一度再認識するよう促すと、さすがに今度は気付いてくれたらしい。
「そ、そうか…。二人きりなのだものな…」
 照れたのか少し顔を伏せたものの、そっと私を上目遣いに見つめてきた殿の姿に、垂らした釣り針に魚が引き寄せられ、食い付いた手ごたえを感じた。
「そのような時に政務の話など、野暮でしたでしょうか? やはり私は根っからの執務中毒者のようですねえ。このような私に、殿は呆れられたでしょう。どうぞお一人で温泉へ行ってきてください。私は一人で散歩でもいたしておりますゆえ……」
「こ、孔明。すまん」
 さらに餌を深く咥えてくれるよう誘導すべく、肩を落として落ち込んだふりをして見せて、部屋を出て行こうとすると、袖を引かれた。
「私こそ野暮だった。共に入ろう。だめか?」
「そのようなこと。臣下である私が、主君である貴方と共に温泉へ浸かるなどと、恐れ多いことでございます」
「かまわん。私が言うのだ。お前と温泉に入りたくて誘ったのだ」
 真剣に、遠慮を申し出れば、竿にかかった魚は予想以上に大物だった。腕を掴まれ抱き締められ、浮き立つような言葉を口にしてくれた。
「共に温泉へ入るだけでよろしいのですか?」
「そ…、そりゃ、背中を流すとか、肩を揉むとか…」
「ええ、承知いたしました。そのようなこと、普段我が君より承っている寵愛の少しの恩返しにでもなれば、むしろ喜んでいたしますけども、おかしいですね。この温泉は、私を労わってくださるために、我が君が計画なさったのですよね。私に対しては何もないのでしょうか?」
「ちがうぞ。私がお前の背中を流し、お前の肩を揉むのだぞ。それとも…」
 楽しくなって、もっと私を求める言葉を聞きたくなって、笑いを滲ませながら、殿が弱い耳元へわざと唇を寄せて囁いて、引き出すための策を弄す。殿は自分の言葉に恥ずかしがっているようで、肩口でぼそぼそ伝えてきて、そこから覗ける顔は赤かった。
「私自身でもよいか…?口で…いたそうか…?」
 熟れた果物のような頬で、殿は私の耳へ口を寄せて、内密の話でもするかのように、そのようなことまでおっしゃったものだから、先ほどから浮き立っていた気分も手伝って、笑い声を漏らしてしまった。
「……くくっ」
 こうなると、しばらく止まらず、低く笑っていると、殿がなぜ笑うのか分からない、という顔をしたので、未だに朱に染まっている頬に軽く口付けて、体を離した。
「我が君の口での褒美は、私には少々過ぎるものでございます。二人きりで、ゆっくりと過ごせる時間をいただけた、それだけで十分ですから」
「こ、孔明…!お前っ」
 どうやら、からかわれていた、とようやく気付いたらしく、詰るような声を上げたが、ただの戯れ、と許してくれたらしく、笑顔が生まれる。
「私も、お前とゆっくり過ごせて嬉しい。無理をさせたな。ありがとう」
 離したはずの体を再度抱き締められて、慈しみの籠もった声で礼まで言われてしまえば、嬉しさと気恥ずかしさに照れ臭さが湧き起こる。悪い癖だ、と思いつつも、口にしたのは現実を思い出させるような台詞と、殿の甘やかしてくれる心の広さに依存した願い事だった。
「ええ、帰ったら無理をした分を取り戻すよう、働いていただかなくてはなりませんけども……今は、貴方と入る温泉を存分に楽しみますので。さあ、背中でも肩でも、たっぷり流して揉みますし、その後ももちろん、お望みとあらば」
 それでも、やはり内側から溢れる幸福感は隠し切れるものではなく、愛しい人と共に過ごせる時間を満喫し、そのような時間を作ってくれた殿へ感謝の念が湧き、顔は自然と笑顔になった。
「わかった。それじゃあ、入るか」
 素直ではない私の言葉にも、笑顔を返してくれた殿は、心も身体も温めてくれる温泉へと促したのだった。



 おしまい





 あとがき

 というわけで、久しぶりにサイト書き下ろしです!
 というか、一人ではきっと出来なかった書き下ろしです。
 さわら劉備殿には大変お世話になりました。
 まったく、うちの頑固者はここまで愛されていていいのか、と自問自答でしたが(笑)、
 ただただありがとうございます、です。
 うちの劉備だったら、とっとと一人で温泉でも海でも行ってしまいそうですよ!
 とにかく、楽しく書けました。読んだ方も少しでも楽しんでいただけたら幸いです。



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