「俺以外に許すなよ〜弦 1〜」
鬼畜攻め台詞のお題 10より
  夏侯惇×曹操


 独占できる存在でないことは、当に承知してたはずだった。それでも、惚れた身の上で、叶わぬと押し込めていた想いが、実は通じていたものだった、と分かり、さらに体を重ねるまでにいたったのは、正直信じられないこと、と思った。
 それだけで十分だ、と満足感に浸れたのは、束の間だった。
 遊郭の女が言っていた。
『わたしらは、惚れさせるのが商売です。惚れてしまったら商売になりません。惚れた相手と肌を合わせてしまったら、もっと欲しがってしまうのです。そうしたら、商売もへったくれもありません』
 独占欲や支配欲に、限りはないのですから、と。
 正直、そのときの自分はそんなものか、と思ったのだ。
 好き合った相手と抱き合えたなら、それは確かな幸福で、ましてやそれ以上など、望むはずもない、と。まだ自分の想いが通じる前に、通じるはずがない、と思っていた頃に、思ったものだ。
 もしもあいつとそんなことが出来たなら、俺はそれで十分だ、と思うに違いない、と。
 今振り返れば、餓鬼だった、と思うべきか。
 それとも、まさか自分にそれほどまでの深い欲が隠れていたことに、気付かないふりをしていただけだ、と思うべきか。
 持て余す欲望の、鋭すぎるやじりを放とうと、弦が引き絞られる。
 キリキリと、音がするのだ。
 放たれぬように必死で押さえ込んでいるが、この張られ過ぎた弦で矢を放てば、飛び出した矢が相手を傷つけ、そして弾かれた弦で自分の指をも傷つけるであろうことは確かだ。
 だから、自分は必死で箭羽やばえを掴んでいた。
 絶対に、放してなるものか、と。



「なのにあいつは……」
 知らずに呟いていた言葉を、隣を歩いていた夏侯淵に聞かれた。
「何か言ったか、惇兄?」
「いや」
 むすっと、夏侯惇は従弟へ答えた。機嫌の悪い声であることは、自分はもちろん、夏侯淵にもすぐに察せたようで、怯えたように首が竦められた。
「あ〜、うん。その、な? 惇兄。殿もあれが性分、つーかさ、仕方がない、つーか」
「何が言いたい」
 じろっと片目で、頬を掻いている従弟を睨んだ。
「いや、何でもねえ。あ〜、俺さ、曹仁に呼ばれてたんだったわ。じゃあな、惇兄!」
 こそこそと、夏侯淵は足早に去っていった。
 その後ろ姿を見送りながら、大人気ない、と自分でも思った。
 夏侯淵に当たったところで何の解決にもならない。それどころか、自己嫌悪に陥るだけだ。分かってはいるのだ、十二分に。
 自分が何に苛立っていて、それを従弟に気取られて腫れ物に触るようにされていることも、そしてこんな自分を知らないのは、その原因を作っている当人だけだ、ということも。
 そして、全てを分かっていても、その苛立ちを抑え切れない自分の未熟さに、腹も立てていた。
 忌々しく舌打ちをして、夏侯惇はその当人に会いに行く用事があったことを思い出し、大きく溜め息をついたのだった。



 曹操の執務室の前には、いつものように許チョが佇んでいる。
「殿はおられるか」
 夏侯惇が聞くと、いるだが、今は誰も通すな、と言われてるだ、と許チョはいつもの調子で答えた。
「誰か来ているのか」
「ああ、劉備様が来てるだぁ」
 またあいつか!
 ぴくっと、自分の片眉が跳ねたのが知れたが、舌打ちだけは何とか堪えた。
「あいつに様なんぞ付けんでいい」
 しかし、つい厭味を漏らしてしまう。
「だけどなぁ、曹操様は劉備様をとっても気に入っているようだから、大切な人になるんだろぉ? そうしたら、やっぱり様はつけるべきだと、おいらは思うんだぁ」
 許チョに邪気はない。邪気がない上に、その言葉は的を射ていて反論の余地がない。
 ぶつけられない憤りを大きな溜め息に変える。
「……そうだな。また、出直す」
 これ以上ここにいても、醜い自分を晒すだけになりそうだと考え、夏侯惇は踵を返そうとする。するとまた、許チョが変わらぬ語調で話しかけた。
「将軍は、曹操様のこと好きだか?」
 瞬間、身内を見透かされたような気がして、言葉に詰まる。やや視線を下げて許チョの瞳を窺えば、ニコニコといつもと変わらない『虎痴』と呼ばれる所以である無邪気な笑みがある。
「好きか?」
 繰り返される質問に、夏侯惇は答えあぐねる。
 そこに深い意味がないことは、許チョの目を見れば分かるが、即答できるほど純粋でない、従兄弟以上で臣下以上の想いを抱いている夏侯惇は、黙り込んでしまう。
「おいらは曹操様が好きだ。曹操様もおいらを大事な部下だって言ってくれるだ。それがおいらには嬉しい。将軍はそうじゃないのか?」
 どういうつもりで、許チョはこんなことを言い出したのだろうか。
 夏侯惇が曹操を嫌っている、とでも思ったのだろうか。それとも、やはりつまらぬ嫉妬に身を焦がしている夏侯惇を見透かして、宥めようとでも?
 邪推に駆られるが、許チョの顔を見ている分には、後者であることは考えにくかった。
 しかし、そう単純に片付けられはしないのだ。許チョの、普段は微笑ましさを覚える朗らかさが、今は鬱陶しく思えた。
「俺は……」
 何と答えようかと思いつつ、口を開くが、夏侯惇が考えをまとめる前に曹操の部屋の戸が開いた。はっとして夏侯惇は口を噤む。
 出てきたのは曹操と、そして劉備だった。談笑しながらであったのか、二人は笑みを浮かべていたが、夏侯惇の姿を捉えて驚いたようだ。
「夏侯将軍、お邪魔しております」
 劉備がにこやかに拱手するのに、夏侯惇は辛うじて笑みを作って応えられた。
「いや、気になさらずに」
 言葉少なに返答する。
 毎度、よくぞそんなお暇があるものですね、などと厭味の一つでも言いたいところだが、曹操の前だ。辛うじて控えた。
 そもそも、個人的な曹操への感情を抜きにしても、夏侯惇はどうも劉備という男を好きになれない。
 いつもニコニコしているのは、丁度許チョに似てはいるが、許チョに邪気がないのとは裏腹に、どうもその笑みには裏があるように思えて仕方がないのだ。それに、義勇軍から県尉、果ては徐州の刺史にまでなったのだ。
 一筋縄ではいかない男であろうことは察せるし、決して油断は出来ぬはずだ。
 なのに曹操は、その信用の置けぬ男のどこが気に入ったのか、自分にしか許していない、隣席への座や、同じ車での移動を許可しているのだ。
 気に食わぬ、と一言で言ってしまえばそうなるが、あまりにも餓鬼臭い言い分ではあったし、そう言えば、自分をからかうのが好きな曹操に、その餌を与えてしまうようで、正面きっては言ったことはなかった。
「どうした、夏侯惇。何ぞ用でもあったか」
 曹操に声をかけられ、自分の思いから浮上する。
「はい。ですがさほど急ぎでも……」
 ちらり、と劉備に視線を走らせる。
 今すぐに聞いておかなくてはならないものでもなかったが、劉備がいるなら邪魔をしてはいけないだろうか、と思い視線を走らせた。
 曹操の姿を目にした途端、忠実な臣下を演じられるのだから、自分の裏表の激しさに苦笑してしまう。
「そうか、ならば丁度良い。お主、劉備を送ってくれ。儂は少し急ぐ用を思い出したのでな、叶わんのだ。かといって、大事な客将を放り投げるわけにもいくまい? 夏侯惇なら適任であろう」
 なぜ俺がこいつを。
 咽の奥に言葉を突き刺して、堪えた。
 キリキリと、弦を張る音が聞こえた気がした。
 それでも、忠実な臣下を演じようとしているもう一人の自分が、にこやかに頷こうとする。しかしその前に、劉備が口を挟んだ。
「あまり気を遣われますと、心苦しいのですが。別に戦場を通るわけでもありませんし、ここで大丈夫ですよ」
「そういうわけにはいかん。それとも、夏侯惇だけでは物足りぬか?」
「いえ、まさか! ……では、お願いします」
 自分を無視して取り交わされる約束に、自分の意思は全く必要でなかったことに気付く。
 元より断りはしなかったし、曹操の命に逆らうことなど考えられないが、それでも不快さは覚える。
「頼んだぞ、惇」
 ようやく向けられた自分への笑みだったが、承知しました、と短く答えることしか出来なかった。



 隣を歩く劉備をちらり、と見下ろす。いつもの温順な笑みが口元に刷かれているのが見える。それが、夏侯惇を苛立たせる。
 見れば見るほどに腹が立ってくる。これが曹操の傍に陣を取り、さも当然のようにそこで笑んでいることが許せない。
 浅ましい思いであることは重々承知だ。
 そもそも劉備に限らず、曹操の傍、寵愛を受けているものは大勢いる。その感情が優秀なる才能に対しての愛しさや執着だと分かっているからこそ、辛うじて許せるのだ。
 だが、この男に関しては……。
 曹操のことを理解している夏侯惇ではあったが、こと劉備に関してはどこに曹操が惹かれているのか、全く理解できないのだ。だからこそ、さらにも苛立つのだろう、と思う。
 また、ちらり、と視線を、その横顔に落とした。
「何か、私の顔に付いてますか?」
 不意に、合うはずのない視線がかち合い、そう言われて、夏侯惇は足を止めてしまった。
「……いえ」
 止まってしまった足をまた歩ませながら、答えた。
「そうですか。しきりに私を見ていたので不思議だったのですが」
 気付いていたのか。
 にこやかな笑みは変わらずにそこに存在しているが、やはり油断ならぬ男であるようだ。
「夏侯将軍は曹操殿のこと、大事に想っていますか?」
 また、足が止まってしまった。その夏侯惇を置いて、劉備は数歩先で立ち止まった。自分より少し背の低い、その後ろ姿からは何も感じ取れない。振り返った劉備の顔には、やはり笑みがある。
「何か、おかしなことを言いましたか?」
「……いえ」
 また、同じ答えを繰り返した。
「あまりにも当たり前すぎる質問に呆れられましたか?」
「いいえ。ですが、どうしてそのようなことを?」
 奇しくも、許チョと同じ質問だった。しかし邪気のなかった許チョに比べ、この男は何を思って聞いたのか分からなかった。
「貴方が、曹操殿へ対して怒っているように見えたからです。もちろん、それ以上に私へ対しての悪感情のほうが強いようでしたが……」
 低い笑いが起こる。
 温順であった笑みが僅かばかり人の悪そうな笑みに変わる。
 夏侯惇は絶句するより他はなかった。
 見抜かれていたのか、よりにもよってこの男に。
 もっとも知られたくない男に、もっとも知りたくない己の感情を暴かれたことで、夏侯惇は立ち尽くした。
「どうして、分かったのですか」
 誤魔化そう、という気持ちはなかった。たぶん、それは無駄であろうから。すればするほどに己の醜さをさらけ出すだけだ。
「貴方のそういう顔に、見覚えがあるからです」
 また、気付くと劉備は柔和な笑みを浮かべていた。まるで、夏侯惇のその感情は決して醜いものでなく、正しいものである、と教えられているような、許されているような笑みだった。
 これか、と思う。この男の魅力然としているものは、この全てを包容する力なのか、と。
 何もかもを受け入れている。受け入れて『やる』でもなく、受け入れて『いる』。その自然さが劉備という男の魅力であろうか。
「この感情を、どうしたらいいと思いますか」
 なぜ、気に食わないと思っていた男にこんなことを聞いているのだろうか。ちらりと思うが、気付けば口に出していた。やはりそれは、劉備という男に覚えた、懐の深さのせいなのだろうか。
「さあ、それは貴方が考えるべきことですから……ただ」
 何かを言いかけた劉備の後ろから、駆け寄る人影があった。一際目立つ大柄な影は、劉備の義弟の一人、関羽であろう。案の定、
「兄者!」
 と劉備を呼ぶ声がした。その声にゆっくり劉備が振り向く。
「雲長、どうした」
 長躯を大いに活かして、関羽はあっという間に夏侯惇たちの下へやってきた。
「少し帰りが遅いので心配になり」
「相変わらず、雲長は心配性だな。大丈夫だ、夏侯将軍に送ってもらっているところだ」
 言われて、関羽は初めて夏侯惇の存在に気付いたようで、慌てて拱手した。
「これは、わざわざ兄者を」
「いや、殿に頼まれたゆえ」
 型通りの挨拶をすると、関羽はすぐに兄に注意を向けたようだ。
「翼徳も心配しております。帰りましょう」
「分かっている。私も童ではないのだぞ? あまり心配せずともよい」
「しかし、そうと分かっても無理です。兄者は大事な主でもあるのですから」
「分かった分かった。……そういうわけです、将軍。ここまでで大丈夫ですので」
「はい」
 不思議な思いで、劉備と関羽のやり取りを眺めていた夏侯惇は、劉備の言葉で我に返った。それから、劉備が関羽には聞こえぬような小声で言った。
「……先ほどの続きですが、将軍。ただ、私はそういう感情をぶつけられたら、嬉しい、と思ってしまいます」
「兄者?」
 不審そうな弟の声に、劉備の口角が深く持ち上がる。
「……少しうるさいですがね」
 誰のことを示したのか、夏侯惇は理解した。そして、二人のやり取りをどこかで見た、と感じていた理由も同時に理解する。
 二人の姿を見送りながら、思う。
 俺と孟徳も、よく同じことをやっているな、と。
 夏侯惇が曹操を心配し、口を出せば、うるさそうにしながらもどこか嬉しそうに自分を見上げていた。
 今の劉備と関羽のように。
 遠くなる二つの影をぼんやりと眺めながら、孟徳も嬉しい、と思うのだろうか、と考えたが、急いで打ち消した。
 あいつらのは主従の感情だ。俺と孟徳とはわけが違う。ぶつけて、吐露していいものではない。
 また、このところ癖になっている溜め息を吐いて、夏侯惇は踵を返したのだった。



 辺りは夕闇が落ちていて、夜の気配が徐々に濃くなっていた。
 一応、劉備を送り届けた(正確に言えば途中までだが)報告と、急用だという趣が済んでいるようなら、自分の用を告げようと思い、夏侯惇は曹操の部屋を訪れた。
 また許チョがいたが、今度は止められずに通された。
 部屋には曹操一人のようで、卓上に向かって何やら熱心に書簡を読んでいた。
「孟徳、灯りも入れずに字を追うのはやめろ」
 二人きりであるから、語調を変えて話しかけつつ、夏侯惇は燭台に火を入れた。
「ああ、すまぬ。暗くなっていたのだな。気が付かなんだ」
 曹操は何事かに夢中になると、時々周りが見えなくなる。そういうところを危なっかしい、と思う。ちらり、とも書簡から顔を上げない曹操へ報告する。
「劉備を送り届けたぞ」
「それにしては随分と早いの。本当に最後まで送ったのか?」
 なのに、状況判断は早いのだから舌を巻く。しかしその内容にはむっとせざるを得ない。
「俺を信用していないのか」
「お前は劉備のことを嫌っているからな。途中で放り投げても不思議ではないわ」
 再三、劉備に注意しろ、と訴えているのだから、曹操がそう思うのも無理はないかもしれないが、個人的な感情で曹操の命に逆らうほど愚かではない。それが分からない曹操でもあるまいに、どうして感情を逆撫でするようなことを口にするのか。
 俯いたままの曹操を睨む。
「途中で関羽と会って、引き渡してきただけだ。劉備もそこでいい、と断ってきたしな」
「そうか、関羽が」
 自分が話しかけても書簡から目を離さなかったくせに、関羽の名が出た途端に、ぱっと顔を上げた。
「劉備はいいの、あんな男が傍におって」
 心底羨ましそうに、曹操は呟いた。
 そうだった。曹操は劉備だけでない。劉備の義弟であり、心技共に誉れ高い武人にも興味があるのだった。とにかく曹操の才能を愛する心には限りがないようで、味方はもちろん、敵将であろうとも愛してしまう。
 そういう点では、劉備とよく似ている、と言えるかもしれない。
 才能さえあれば、全てを許してしまえる深い懐は大器であると言える。
 しかしそれがまた、時に夏侯惇を苦しめることを、曹操は知らないのだ。いや、夏侯惇も決して知られないようにしているのだから、気付くはずもない。
 キリキリと、また胸の奥で弦が張り詰める音がした。
「だが、関羽は劉備の臣下だ。あの男はそう容易く主を違えることはしない。臣下に迎えようとは考えるだけ無駄だぞ」
 諫めるつもり半分と、浅ましい嫉妬が半分だった。
「分かっておる。そういう忠義に篤いところがまた良いのだからの」
 まるで屋烏おくうの愛であるかのように、曹操は妄信的だ。
 それがひどく腹立たしい。
 弦が切れるか、それとも汗で箭羽が手から滑り放たれてしまうか。
 どちらかしかないような気がした。
「だが、いつかは儂の臣下にしてみたいものだ。いや、してみせるぞ。元譲もあのような武人、頼もしいと思わぬか?」
 屈託なく、それこそ自慢すべきものを抱えて見せびらかすような、そんな童にも似た無邪気な問い掛けに、夏侯惇の中でぷつん、と切れたものがあった。
「俺では不満だと言うのか! お前には俺がいるではないか! それだけでは不足か!?もの足りぬか!?」
「元譲? 何をいきなり」
 曹操の目が大きく見開かれた。声を荒げた夏侯惇を仰天しながら見上げている。
 自分はこれだけ怒りに駆られているのに、曹操の瞳はいつもと変わらずに静かに煌いている。それがますますも苛立つ。
 想いの強さは決して互いに一定ではない。同じ想いの強さで互いが互いを想っていることなどないのだ。それがその曹操の冷静な目で分かり、苛立つのだ。
「俺は、お前を……!」
 どれだけ想っていると。なのにどうしてお前は。
 しかしそれを放つには、弦は切れてしまったのだ。手に残されたのは放たれなかった箭羽で、それが汗に塗れていた。
「嫉妬か、元譲?」
 可笑しそうに、その冷静な瞳が笑んだ。
 弦が切れ、跳ね返った鏃が自分に突き刺さっていた。追い詰めたのは自分だ。自分で自分を追い詰めただけだった。
 大人気ないと、笑われて当然のことを口にしていた。
 冷静な目に見つめられ、急速に羞恥を覚えた。夏侯惇は物も言わずに部屋を飛び出した。部屋の前で許チョが目を丸くしていたが、それすらも目に入らず、
「おい、元譲!?」
 後ろから呼ぶ、曹操の声も耳に入らなかった。



目次 次へ