「独り戯・番外編」
劉備×曹操


 劉備は、いたく感心していたのだ。
 よくもこのように口忠言くちまめでいられるものか、と。
 背中に立つ二人の弟など、顔は見えはしないが、気配でうんざりしているのが伝わってきていた。
 その内容は薄いものの、とにかく次から次へと羅列される言葉に、それでも、劉備は素直に感心していた。
 名家の人間と言うものは、こうも仰々しく物を述べなくてはならないものなのか、とも思っていた。
 明日は早くにこの陣営を発たねばならぬはずなのに、袁紹の開いた軍議はいつ果てるとも知れなかった。
 不意に、劉備は自分に向けられた好奇の視線を感じ、そちらを向いた。
 目が合ったのは、この軍議の元とでも言うべき、董卓討つべし、との第一声を上げた男だった。劉備は黄巾討伐の折にも一度面通りをしていて、良く名前を覚えていた。
 曹孟徳、だったか。
 どうやら曹操もこの長い軍議に飽き飽きしているようで、誘うように綺麗な笑顔を見せてきた。
 初めて会ったときにも思ったが、その苛烈な性格とは逆に、容姿は涼やかで美しかった。その対照的な部分に、劉備は強烈に魅せられていた。
 その曹操が、劉備と視線を絡ませてきた。そして劉備が自分を見たのを確認してから、ちらり、と袁紹を見やってから視線を戻し、形の良い唇を動かした。
 厭きた。
 その唇は、間違いなくそう言っていた。
 それへ思わず吹き出しそうになるのを堪えて、無理矢理眉をしかめて見せてから、同じように唇だけで返事をした。
 私もです、と。
 すると曹操は実に楽しそうに破顔した。それから曹操はゆったりと立ち上がり、この軍議を終わらす口実を述べ始めた。
 渋い顔をする袁紹を他所に、他の諸侯たちも口々に曹操へ賛同し、軍議は切り上げられた。
 弟たちを連れ、幕舎の外へ出ると、何と曹操が声を掛けてきた。
「劉備」
 どうやら、あちらも自分の名を覚えてくれていたようだ。それを密かに嬉しく思い、劉備は笑顔が深まる。
「曹操殿」
 呼び掛けると、曹操は酒を付き合わないか、と言い出した。
 だが、明日の出立は早い、と言ったのは曹操自身だ。もちろん、それは方便であることは分かってはいた。
 それに、途中で彼の後ろに控えていた、目付きの鋭い将が消えていったのも目撃している。きっと曹操のほうは抜かりなく準備を進めてはいるのだろう。
 しかし、劉備はまだ準備を整えてはいない。それでも、戸惑いながらもその誘いは断りたくはなかった。
 幸いにして、義弟たちが促してくれた。ただ、次兄だけは心配そうに早く戻るように伝えてきたが。
「お付き合いさせていただきます」
 にっこりと笑むと、曹操もまたその秀麗な顔を綻ばした。
 曹操は誰にも邪魔をさせたくない、と言い、杯と瓶だけ携えて喧騒から離れた場所へ劉備を連れ出した。
 二人は木々の生える脇へ腰を下ろし、根っこへ身を預けた。
 手ずからの曹操の酌を受け、劉備もそれへ返すと、しばらく酒の味を楽しんだ。
 頬を撫でる夜風が快かった。曹操を見やれば、薄月の明かりに照らされる面がひどく白くて、どきり、とするほどに艶があった。
 その顔を知らずに凝視していたようで、曹操がふっと笑った。
「何か儂の顔に付いているか?」
「いえ。ただ……」
 言いよどむ劉備を促すように、曹操は目だけで先を催促する。
「私は貴方の戦う様を拝見しております。ですが、こうして酒を酌み交わしていると、とてもそのような血生臭い場所へ身を置いているようには思えなく。つい、不可思議な気持ちになり、見ておりました」
 正直に劉備が答えると、曹操は驚いた顔をした。
「そうか? それを言うならお主こそ。そのような優しげな顔立ちで人を切るなどと、信じられぬがな」
「良く言われます。ですが、男子たるもの世を乱す輩をただすには、時に自らのさがを裏切ってまでやらなくてはならないことがある、と思っています」
 それに、と、劉備は心の中だけで続ける。
 人はほんしんを隠すため、時に真逆のめんをつけるのやも知れませぬ。
 義弟たちは当に知っていることだが、劉備の気性は一見して穏やかではあるが、一度その怒りに火が付けば容易く鎮火することはないし、執着心も人一倍強いところがある。
 それ故に、この乱世の中で旗揚げなどして、転戦をしていられるのだ。もしも劉備の民を思う心が激しくなく、無法な事柄へ怒りを持続させられないのなら、恐らくここにはいないだろう。
「ふむ、なるほど。お主らしい言い分だな」
 曹操は感慨深げに呟いている。
「だが、そのようなお主なら、戦を前にして血をたぎらせることなどせぬのだろうな」
「どうでしょう。これでも剣を握るものですから。少しも血が滾らない、と言えば嘘になると思います」
 そう劉備が言えば、意外そうな面持ちをして、曹操は見つめてくる。その純粋な驚きが入り混じった深い瞳で見つめられると、劉備の底をたゆたっている感情が湧き上がってくる。
 すなわち、強い執着心が。
 それを自覚しながら、真逆の面が柔順な笑顔を作り出す。
「曹操殿は、やはり血が滾りますか?」
 なぜか、ひどく動揺した様を見せて、曹操は劉備から視線を逸らして頷いた。
「それは、確かにそうだ。逸る心を抑えきれず、眠れなくなるときもある」
 酒のせいか、それとも全く違うもののせいか。曹操の目元は微かに赤らんでいた。
 その目元と、他の白く浮き上がっている肌との色彩に、劉備は思わず目を細めて笑んでしまう。
 前に、義弟たちに注意されたことがある。
 その笑みは獲物を狙う獣みたいだ。兄者が妖しく見えるてくるから止めてくれ、と。
「そう言うときは、曹操殿はいかが致すのですか?」
 穏やかな声音で聞いたつもりだが、曹操は劉備の顔と声に怯えたように咽を上下させた。
 二人の間にあった僅かの距離を、劉備はさり気無く詰めた。それからもう一度、柔順な面を付けて繰り返した。
「曹操殿?」
 すると曹操は、吐息が掛かるほど二人の顔が突き合わさっているのに、劉備から目を逸らせなくなったようだ。促すように劉備はその目を覗き込んだ。
「その血を慰める」
 その整った唇が動くのを観察しながら、劉備はさらに言い募る。
「血を慰める、とは?」
「吐き出すのだ、血の代わりとして。そして鎮める」
「何を吐き出すのです」
「……」
「誰の手を借りて?」
「誰の手も借りぬ」
 まるで怪しい方術にでも掛かったかのように、曹操は劉備の質問に答えてくれる。その素直さが、また堪らなく劉備の湧き出した感情を煽ってくれる。
「ご自分で慰める、と?」
 僅かに驚きと揶揄を込めてやると、さすがに曹操の目付きが険しくなった。
「お主はせぬのか」
 問い返した曹操へ、劉備は妖しい、と言われた笑みを浮かべてしまう。目が微かに泳いだ曹操の耳元へ、囁きかける。
「どうも、私が愚鈍であるのか、余り強くは望みませぬ。曹操殿はそうではなさそうですね。とても明敏でいらっしゃるから、きっと神経も過敏なのでしょう。今は、どうですか?」
「今は……」
 言い掛ける曹操へ、さらに劉備は体を寄せる。
「おや、やはりお体が熱いようですね。逸っておいでですか? 慰めないとお辛いのでは?」
「劉備!」
 声を荒げる曹操へ、劉備は笑んだまま首を傾げた。
「申し訳ありません。いらぬ気遣いでしたか」
 素直に謝れば、言葉に詰まったようで、曹操は難しい顔をして顔を背けてしまう。視線が自分から外れたことを幸い、と劉備は曹操の下肢へ指を這わせた。
 びくっと、曹操の体が震えて、手にしていた杯を傾けてしまう。まだ中が入っていたそれは、曹操の手を汚してしまった。
 だがそれに構うことなく、曹操は劉備の手を払った。
「何をする!」
 内面を表す苛烈な語気にも、しかし劉備は怯まなかった。
「いえ、本当に大丈夫か、と思いまして確かめてみたのですが。やはり逸っておいでのようですね」
 曹操の下肢は、緩く熱を含んでいた。それを指先に感じた劉備はそう無邪気に答えたが、曹操はさらに目元を赤くした。その濃くなった色が、劉備の底からまた感情を汲み上げる。
 ああ、善い顔をなさるお方だ。
「お手を汚してしまったようですね、申し訳ございません」
 劉備は謝りながら酒に汚れた曹操の手を取り、その滴っている指を口に含む。
「なっ」
 咄嗟に曹操はそれを引き抜こうとするが、劉備が、どうかそのままで、と仰ぐように視線を投げ掛けると、力が抜けていった。劉備は舌を使って丹念に拭い取る。
 眉根を寄せて劉備の舌の動きを受け止めている曹操だったが、何かを堪えるように震える息を吐いた。
「これで良いでしょう。粗相を致しました。お許し下さい」
「あ、ああ……」
 目を逸らして、劉備の舐めた指先をもう片手で包むようにして、曹操は曖昧な返事をした。
「ご気分を害してしまったようですね。明日も早いですし、この辺りで下がりましょうか?」
 劉備が伺えば、曹操は何かを言いたそうに口を開きかけるが、結局形になることはなく、引き結ばれた。
 丁重に礼をして、劉備はその場から離れた。
 自分の背中を曹操の視線が追うようにしているのを感じる。それでも劉備は足を緩めずに、自分の陣営へ向かって歩き出した。それから脇の木立に入って、しばらく夜風に当たった。
 そろそろか。
 頃合いを計り、劉備は踵を返した。木立の中を通り、曹操の下へ戻る。木々の陰から曹操の背中がちらり、と見えた。
「……っぅん」
 根っこに身を預けている曹操から、艶のある声が上がっていた。
 予想通りの展開で、劉備は目を細めて口角を上げる。
 欲に素直な方だ。
 それにあれだけ煽ったのだ。気分も体も昂ぶっているはずだ。一人で慰めに入りもするだろう。
 気配を殺して、曹操が身を預けている木の反対側へ回る。間近になった曹操の声は、その息遣いすらもはっきりと捉えられた。
「く、ぅ……んっ」
 合い間合い間に漏れ聞こえる吐息が、劉備の血も騒がせる。曹操の手元から発せられる水音が、夜風に乗って劉備の下へ運ばれた。
 感じ入ったように曹操の体が震えると、木が揺れて葉を落とした。その葉を劉備は捉えて、唇に押し当てた。
 善い声だ……。
 若葉の香りがぞくっと悦を送り込んでくる。
「りゅ、備……めっ」
 恨みがましい声で、喘ぎながら曹操が劉備の名前を呼んだ。それへ劉備はふっと微笑んで木を回り込んだ。
「呼びましたか、曹操殿?」
 息を呑んで、曹操は劉備を見上げた。信じられないものでも見たかのような無防備な表情に、劉備はくすっと笑ってしまう。
「……っなぜ、お主が」
 その質問に答えるつもりのない劉備は、曹操の前へ跪いた。
「ああ、やはり滾っておいででしたね。お一人で慰めるのも良いですが、微力ながらこの私が助力いたしましょうか?」
「ふざけ……っん」
 その申し出に曹操は声を荒げようとしたが、すかさず劉備が曹操の手ごと中心を握り込むと、途切れてしまった。
「貴方は明日の戦で大事な遊軍の将ですから。そのお体を気遣うのは当然でしょう」
 にっこりと微笑んで告げるのだが、曹操からは非難の眼差しが送られてくる。しかし、劉備は構うことなく中心を擦り上げる。
「やめ、ろっ、劉備っ」
「どうしてですか? このように昂ぶっておいででは眠れぬでしょう」
 曹操の手の上から強引に手淫を行えば、すでに雫をこぼしていたそこは、びくっと震えた。それに呼応するように、曹操の抗議の声が途切れがちになる。
「劉っ……ぅ、ぅん、やっ……」
 高くなる声は、劉備の背筋を粟立たせる。目元だけだった赤みが、薄っすらと頬も染める様が、薄月の中でも見て取れた。
 自分を睨む目に力が入らなくなっていた。それを確認して、静かに劉備は手を離してみる。すると、曹操は自分の手のみで慰めに入った。
「ぁっ……んんっ」
 乱れていく曹操の姿を劉備は観察する。なお感じるように、弱そうな首筋や唇を指でなぞれば、曹操は身を竦めながらも受け止める。
「はっ、ぁ……っ」
 悦に浸った瞳が大きく揺れ、曹操は劉備の眼前で達した。その艶姿に見惚れながらも、劉備は吐精の余韻に浸っている曹操の鎧を緩める。
 出来た隙間から指を忍ばせれば、曹操の体が跳ね、漏れ出た吐息が熱を含んだ。その吐息を拾うように、劉備は唇を塞いでしまう。
「んっ、んん……」
 嫌がる素振りは初めのうちだけだった。舌を掬って甘く噛み付けば、急速に曹操は大人しくなった。
 本当に、欲に素直な方だ。しかし、その方が都合がいい。
 熱を上げている曹操の肌は、劉備の熱をも共に上げていく。指先で滑らかな肌を愉しめば、唇から吹き込まれる息が甘くなる。
「ふ、ぅっ」
 こぼれた唾液が曹操の顎鬚を濡らした。唇を離せば、唾液に濡れた鬚が月明かりに照らされて光っていた。
 眉をしかめて劉備を見上げる曹操は、ふいっと顔を背けた。その背けられた横顔のせいで露わになった耳へ、劉備は囁き掛ける。
「どうですか? まだ冷めぬようですし、私が慰めて差し上げます」
「劉備っ」
 ぎっと強い眼差しが突き刺さるが、劉備はいつも通りの笑顔で応える。胸で膨らんでいるそれを指で押し込めば、曹操の強い両眼が弱っていくのが分かる。
「曹操殿?」
 穏やかに聞き返した。
「……好きにするがいい」
 細い息と共に、曹操が答えた。
「お任せください」
 ゆったりと、劉備は自分の顔が綻ぶのを自覚した。
 肌を探り、再び滾り始めた曹操の中心へ指を絡げる。
「ぃ、ん、く、ぅっ」
 肌蹴られたそこから雫が落ちるたび、曹操の声音が掠れていく。狭くなった眉間がひどく艶やかだった。
 体勢を逆転させ、劉備が背中を幹へ預ける。自分の両膝へ曹操を乗せて、濡れた指先を密やかな奥へと忍ばせれば、曹操からか細い悲鳴が上がる。
「貴方ともあろう方が、怯えますか?」
 その様子に劉備が尋ねれば、唇を噛み締めて曹操は体から力を抜いた。そのまま劉備は容赦なく曹操の奥へ指を進ませる。
 縋り付くように曹操の両手が劉備の肩を掴んだ。
「そのままで、居てください」
「あ、くっ。……や、ぁ」
 苦痛混じりの喘ぎが何時しか濡れ始めた頃、劉備は自分の滾った楔を曹操の奥へと宛がった。
「曹操殿、血が滾りますね」
 悦に酔っているらしい曹操は、劉備の問い掛けに上ずった声で返した。
「ああ、明日の戦は、必ず……」
 戦のことだけではないのだが……。
 劉備は小さく苦笑して、滾りを曹操へ埋め込んだ。
「武勇、揮わせていただきます」
「ぁは、はっ……ぅん」
 答えが曹操へ届いたかどうか。一際高くなった曹操の啼きが、夜風に乗って月を朧に見せたような気がした。


          ※


 劉備は曹操の身支度を整えながら、微笑んだ。
「今夜は、良くお眠りくださいませ」
 しかし、曹操はむっとしたように唇を一文字に引き結んでいるばかりで、返事もしなかった。しかも、視線も合わせようとしない。
 機嫌を損ねてしまったようだ。
 それでも、劉備は笑顔を絶やさなかった。気にせずに鎧を付け直しつつ色々話し掛け、最後にこう言った。
「明日はきっと、曹操殿のご活躍を確聞しますでしょう」
「……当然だ」
 ようやく、曹操から応えがあった。
「そうですね。要らぬ言葉でした」
 自信家らしい曹操の言葉に、劉備はうっかりと声を立てて笑ってしまう。
「お主は、どの顔が真なのだ」
 訝しげに聞かれ、劉備は小首を傾げた。
「白々しい笑みを見せたかと思えば、そら寒い笑みも見せる。そうかと思えば今のように邪気のない笑みもある。どれが真だ」
 曹操の問いに、ああ、と劉備は頷いた。
「さあ、おそらくどれも真の顔だと思います。人は幾つも顔を持っているものですので」
 貴方が、この連合軍の中でもっとも気高き君主である顔を持ちながらも、隠したり。軍議の最中、童のように戯れたり。また、私の腕の中で艶やかに乱れたりする顔を持つように。
 同じなのだ。
「それに、多様な面を持っている人間ならば、いくら付き合っても飽きが来ず、愉快でしょう?」
 そう言うと、曹操は鼻先だけで笑ってみせた。
「言いおるな。ならば、再びまみえたとき、お主はまた違う面を見せてくれる、と言うのだな」
 儂にこのような真似をした人間が次に会ったとき、つまらぬ人間になっていたら、許さぬぞ。
 そんな言葉が聞こえて来そうだった。
「それは、どうでしょうか。曹操殿が今宵のことをお忘れにならなければ、きっと」
 それへ対して、劉備ははっきりと告げた。
 また、貴方を腕に抱けるのでしたら、私は飽きさせませんよ、と。
 その言葉に、曹操はしばらく押し黙った後、言い返した。
「どうだろうな。儂もお主ばかりに構ってはおれん。直に忘れるやもせぬ」
「構いませんよ。それならば、また思い出させて差し上げますから。それに、きっと忘れませんよ。血が滾り、お一人で慰めるたびに私を思い出すでしょうから」
 曹操の目付きが険しくなる。悔しそうに劉備を睨むのを、涼しい顔で受け止めて、拱手した。
「美味なるものを賜餐しさんになりました。これで明日よりの戦へ心置きなく挑めます。感謝いたします」
「陣中の酒だ。大した物ではない」
 いえ、と劉備は頭を振った。それから心よりの笑顔になった。その笑顔に曹操が狼狽したように瞳を揺らした。
 その眼を覗き込んで、劉備は言った。
「曹操殿ですよ」
 かっと、曹操の目元が赤くなるのを確認してから、劉備は笑いながら踵を返した。
 月が、いつの間にか朧になっていて、夜風が二人の間を穏やかに吹き抜けていった。



 了





 あとがき

 これだけ読んでくださっている方も、独り戯を最初からお付き合いいただいている方も、ありがとうございました! ブラック劉備、いかがだったでしょうか?
 曹操が相手だと劉備は黒くならないと相手が出来ませんから(笑)。ちょっと、曹操様がヘタれですが。
 楽しんでいただけたなら幸いです。劉備×曹操も初書きです。主従&下克上好きの私としては珍しく、対等に近い立場の二人を書いたのですが、楽しかったです。対等、と言っても劉備のほうが立場的には弱いですしね。短い話でしたので、もっと長い話も書いてみたいです。

 後は全編を通してわざとですが、Hシーンを短くしてあるので、そこもしっかりと(笑)。

 では、苦情や感想などございましたら、メルフォまでお願いいたします。




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